10.1 Introduction to Spring Framework transaction management

10.1 Introduction to Spring Framework transaction management
トランザクション管理機能はSpringを使う最も強い動機だ。SpringFrameworkは一貫したトランザクション管理の抽象化機能を提供する。この機能により得られるのは以下のとおり。

• JTA、JDBC、Hibernate、JPA、JDOといった様々な異なるトランザクション管理機構を意識せず、一貫した管理が可能となる。
• 宣言的なトランザクション管理をサポートする。
• JTAなどより扱いやすい、簡単なプログラムによるトランザクション管理のAPIを提供する
• Springデータアクセス機能と優れた連携を行う。

以降の説では、SpringFrameworkのトランザクション管理機能の付加価値と、その技術的内容について説明する。

• 10.2 Advantages of the Spring Framework's transaction support model：なぜEJBのCMTなどを使ったり、Hibernateのような個別のトランザクションAPIを直接使わず、SpringFrameworkのトランザクション管理機能を使うべきか説明する。
• 10.3 Understanding the Spring Framework transaction abstraction：中心となるクラスの説明を行う。またDataSourceの設定方法と取得方法を説明する。
• 10.4 Synchronizing resources with transactionsアプリケーションコードがどうやって（コネクションなどの？）リソースの生成・再利用・破棄を行うかを説明する。
• 10.5 Declarative transaction management宣言的トランザクション管理について説明する。
• 10.6 Programmatic transaction managementAPIによるトランザクション管理について説明する。