Selenium日本語マニュアルとSeleniumIDEでのキャプチャ取得
ここ2週間以上現場を離れておりなんとなく危機感があったので、適当に情報収集しました。そんな記録です。最近ぜんぜん調べてなかったので気がつきませんでしたが、Seleniumドキュメントって日本語化されてたんですね。
そして周辺プロダクトもいろいろ増えているみたいですね。んでもってBromineというのがあるのを見つけました。以下Bromizeの概要。
Bromine は Selenium 用の Web ベース QA ツールで、簡単に Selenium-RC テストを実行して結果を表示することができます。一人のテスターがいくつかのテストをストレスなく実行したい場合から、多くのユーザーグループや数百のテストケースを抱える企業向けソリューションまで、さまざまな規模に対応しています。
個人的には、テストケースに個別にキャプチャ取得を書くのが面倒なので(しかも画面の縦横スクロールとかしないといけないし)、そのあたりを良しなにやってくれるのかなと期待してましたが、まぁやはりそういうものではなかったですね。基本的にはSeleniumのテストケースをクロスプラットフォーム/クロスブラウザで試験し、その結果をこんな感じで見れるようにするためのもののようです。
あるテストケースに対して、実行するブラウザ/OS*1をこんな感じで指定できるようです。
こんな感じでテストケースをパスした数のグラフっぽいのも出るみたいです。意味あるかはわかりませんが。。。
ためしにインストールしてみましたが、ドキュメント記載の手順でほぼはまることはありませんでした。以下はちょっとだけ動かしてみた感想です。
- テストケースがJavaかPHPでないと駄目なのがいまいち。HTMLをサポートしてほしいです。
- テストケースを一つ一つアップロードしなくちゃいけないのが正直面倒。jarでアップロードできるみたいなので、きっと複数のテストをjarに固めなさいということかなと思いましたが、そもそもjarに固めるのが面倒すぎる。SeleniumIDEでテストケースを作成→そのままアップロードみたいな感じで、BromineとSeleniumIDEとシームレスに連携できるほうがいいと思うんですよ。
- テストの実行結果(Seleniumの実行画面とほぼ同レベルのもの)がログとして残るのですが、これはDBに永続化されているようで、Bromineの画面から参照することはできるけどファイルとして残ってないようにみえる。で、現段階で致命的なのは実行結果はテストケースに対して1つしか残らないように見えること。これでは実行結果の差分管理ができないので、デイリーで実行結果を管理することができない。
個人的にはこの時点でもうSeleniumAESのほうがシンプルで良いじゃんという気がしました。まだベータ版なので、今後に期待というところなのでしょうか…。
でもって元々俺がやりたいと思っていたキャプチャ取得は、結局テストケースに埋めるしかないって結論…なんですが、モダンな Selenium でスクリーンキャプチャ/スクリーンショット (Screen capture / Screen shot)方法で、デスクトップ全体をキャプチャするコマンドがあるとわかったので、もうこれでよいかなと。ちなみに最新のSeleniumIDE(1.0.10)ではcaptureEntirePageScreenshotサポートしてました。まだCoreやRC経由では実行してませんが…
*1:OSって指定できる意味あるのかわからないけど